2013年3月28日木曜日

人種のるつぼ,タシケント

「駅はどっちですか?地下鉄に乗りたいけど駅が見つからなくて」

幼子を抱えた,まだ20代くらいのウズベク人女性がロシア語で尋ねた。



「ここをちょっと真っ直ぐ行って,左に曲がって… いや,時間あるから一緒に行きましょう」 

 私がそういうと,彼女はホッと胸を撫で下ろして嬉しそうな表情で何度も胸に手を当てて礼を言う。


私がタシケントに越して,ちょうど10日後の出来事だった。
そうだ,私はタシケントでは「外国人」なのだ。なのになぜ道を聞かれたのだろう?


答えは簡単だ,彼女が駅に行く道中でこう言った。「まさか日本人とは思わなかった。顔がそっくりだから。」
彼女は私をタシケントっ子だと思ったのだ。
確かに,街をひとりで歩いていて凝視されたことも,外国人だと騒がれたこともなければ,当然差別のようなものを受けたことだって一度もない。
そう,ここでは誰も私を外国人とは思わないのだ。日本から6,000kmも離れた地で,である。


私の化粧が少々濃いのと,大学で定められたある程度のドレスコードに遵守した服装だったというのもあるかもしれない。(留学中の大学ではドレスコードが緩く定められている。詳細は後日。)

しかし,街を歩いていると,必ずしもそれだけではないとも思えてくる。
なぜなら,タシケントはまさに「人種の坩堝」だからである。
この街では,テュルク系の顔立ちをしている人もいれば,アラブ系,スラヴ系,東アジア系など,本当にたくさんの顔を見ることが出来る。


そう,ここはシルクロードの要所。
文明や文化のみならず,人種も複雑に混じり合う地なのだ。


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