2013年5月31日金曜日

ウズベキスタンで化粧が濃くなった理由

「もっと目元をお化粧しなさいな。もっと綺麗になるわよ」


ウズベキスタンに来て間もない頃,同性の友人にそう言われたことがある。
私は元々化粧はどちらかと言えば濃いほうなのだが…

だが,周りを見渡して納得。
タシケントのお洒落な女性たちは,とにかく目元のお化粧が濃い。
今まで行ったことがある国の中でも群を抜いているのではとさえ思う。

逆にキチンと化粧をしないと「若い小娘が」とナメられることもあるので,ウズベキスタンでは時間をかけて化粧をするようになった。
とくに目力は大事だ,目元をもっと濃くしろ,という声が聞こえるので,目元を重点的に。
化粧が上手な友人にアドバイスを貰いながら,ウズベク風目元メイクを習得した今日この頃。


ちなみにウズベクではOriflameが若い女性に大人気



そして気づいたことが一つ。
最近凄まじい日差しが照っているのに,思いのほか眩しくない。
サングラスのおかげかと思ったのだが,どうにもそれだけではないらしい…

そうか,目元の化粧のおかげか!

大リーグの野球選手が目の周りに黒いテープを貼るのは,眩しさを軽減するためだと聞いたことがある。
ここで合点がいった。
この眩しいウズベキスタンに於いて,濃い目元の化粧は割と理にかなっているのだ!

友達にその話をしたら,

「それもあるかもしれないね。でも,とりあえず綺麗に見えればそれでいいや」

という答えが返ってきたが…



化粧関連で驚いた話はもうひとつある。
先日,日本から持ってきたアイメイク用品が切れたので(思いのほか消費量が上がった…),友人オススメのコスメショップに行ってきた。
そこで聞いた言葉。


「私に似合う色は?」


20代前半くらいの若い女の子が,美容部員にそんな質問をしていた。
よく耳を澄ましてみれば,そんな質問をしているのは彼女だけではない。

日本では「流行りの色は?」「人気の色は?」という声が聞こえてくる場面だが,ウズベキスタンでは「自分に似合う色は?」となるらしい。

日本とは違い,多民族国家であるウズベキスタンならでは,であろう。
人によって顔のつくりや肌の色が違うこの国では,流行よりも自分に似合うか否かが問われているようだ。

私も思い切って聞いてみた。私に似合うアイシャドウはどれかしら,と。
そうしたら,素敵な深いブラウンのアイシャドウを持ってきてくれた。
日本ではあまり選ばない色だが,実際に使ってみてビックリ!自他ともに認める似合いぶりではないか。


最近,こっちではやたらと「綺麗になって…!」と言われる。
だが,日本に帰った時に間違いなく「濃い!」と叫ばれる濃さだ。

始めは鏡の中の自分に驚いていたのに,今や何とも思わなくなってしまった自分自身が少々怖い今日この頃である。


ブログランキングに登録中です。クリックで応援をよろしくお願いいたします!
そのほか、素敵な中央アジア情報にも出会えるかも?
にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ

2013年5月22日水曜日

ウズベキスタン恋愛事情

今日、私の盟友の一人がにんまりと鼻の下を伸ばしながら嬉しそうに携帯の画面を見せつけてきた。


「…彼女できたんだよ!ホラ、この間言ってた娘!」

彼の携帯の画面には端正な顔立ちの、けれどもまだあどけなさが残る娘の写真が。
なるほど、ついに!それはよくやったね!と彼に携帯を返すと…
間もなく電話の呼び出し音が彼を呼び、それとほぼ同時に彼は通話ボタンを押して嬉々として話し出したのだった。
その顔は普段からは想像できないほどニヤけていて、こっちまでニヤニヤしてしまいそうになるほどのものだった。


彼に事の顛末を聞いた。
その彼女は、なんでも19歳の女の子でタシケント出身だという。彼自身は24歳でカシュカダリヤ州の出身。
それまで直接話したことはなかったが、某大手SNSの大学ページで彼女の写真を見て一目惚れしたのだとか(!)
それから彼は彼女のクラスメートに秘密裏(!)に彼女の人となりや、恋人の有無を聞き…
「引っかかる部分」が無かったために、某SNSの彼女のページからメッセージを送ってやりとりを始めたのだとか。


結婚誰にとっても大切テーマ


ウズベキスタンには今も「少女らしさ」「娘らしさ」をめぐる伝統的かつ宗教的な複雑な性規範が社会に存在する。
親しい男友達を持っていたり、男と話しているところを目撃されただけでも「浮ついている」とすぐに噂が立ち、良い男性は寄ってこない。
そして、他のイスラーム諸国と同様、婚前交渉は当然ながらタブーである。
ウズベク人男性たちはそうした浮ついた噂がない少女を恋人に、ゆくゆくは妻にするたびに、
恋人候補の少女のリサーチには余念がない。
そして、引っかかる部分がなければ様々な方法で彼女にアタックする。
一方で、少しでも引っかかる部分があれば「縁がなかった」「変なのに引っかからなくてよかった」とすっぱり諦めるのだ。


そして、そこに更に「年齢」や「出身地」「親兄弟・親戚」といったオプションが加わる。
ウズベキスタンの一般的なカップルは少なくとも3-5歳の年の差というのが一般的だ。
また、地方によって文化や方言も違うことから、同じ出身地の相手を求めることも多い様子。
そして、日本にいると想像できないほど親戚付き合いが頻繁なウズベキスタンにおいては、相手の親兄弟と親戚の人となりも大切になってくる。


もちろんそうした「恋愛観」や「結婚観」というのは人によって大きく異なる。
しかしウズベク社会には

「女性は独立しては生きていけない、結婚しなくてはならない」
「男性は独りで生きていけない女性のためにも結婚し、働き、女性と子供を養わなくてはならない」
「結婚し、家庭を築くことこそが何よりも大きな幸せである」

というほぼ共通といえる考えが浸透している。

そうした社会だからこそ、男女ともに若いうちから「結婚」を意識しているし、実際に初婚年齢は日本と比べると早い。
20代前半で家庭を築いていても普通のことだ。



友人は数週間前からSNSで彼女に猛烈なアタックをしていたことは知っていた。
だが、これは新しいタイプのアタック方法だと思われる。
ウズベキスタンは今もネット状況は良いとは言えず、この方法は現代の都市部の、それも大学という限られたコミュニティであったからこそできた技だ。


話を聞く限りでは、現代の郊外ではもっぱら電話を使ってアタックするのが一般的なようだ。
ウズベキスタンでは急速に携帯電話が普及しており、今や国民の誰もが持っているのではと思うほど。(料金も高くない。)
これについては宗野ふもと氏の『 「電話彼氏」を婿にする―ウズベキスタンの結婚事情 』 (2012,『アジア・アフリカ地域研究第2巻』、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)が詳しい。
郊外の少女が電話を通じて男性と出会い、結婚するまでのストーリーを軸に、ウズベキスタンでの恋愛における「携帯電話」の為すところが書かれている。
写真も交えてあるので読みやすく、興味深い内容である。


だが、そもそも「アタックして恋人(将来の妻)」を得るのは最近までは一般的でなかったようだ。
今もウズベキスタンでは「お見合い結婚」が高い割合で占めているが、昔はほぼ100%お見合いでの結婚だったという。
現代の都市部でのお見合い事情としては、男性の親兄弟・親戚が良い娘を見つけ、ふたりを知り合わせ、あとは任せる… というもののようだ。
一昔前は、男性の親兄弟・親戚が見つけた娘の親兄弟・親戚と話し合って結婚を決めるというものだったらしい。


電話を終えた彼はさらに鼻の下を伸ばして、嬉しそうに私に言った。


「結婚式に絶対に呼ぶから、絶対来てくれよ!」

まだ付き合って0日だし、気が早いんじゃ… と一瞬思ったが、ここはウズベキスタン。
当たり前じゃないか、と返事をした私であった。
(何はともあれ、我が友人の幸せを願うばかりだ)




ブログランキングに登録中です。クリックで応援をよろしくお願いいたします!
そのほか、素敵な中央アジア情報にも出会えるかも?
にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ


また別の恋愛・結婚事情についてはこちらの記事も参照いただければ。
 ⇒ 「ウズベキスタン恋愛事情(2)」
 ⇒ 「ウズベキスタンの結婚観」
 ⇒ 「ウズベキスタン結婚事情」

2013年5月21日火曜日

タシケントの街の風景

突然だが,タシケントに来てから散歩が趣味になった。
道行く人に道を尋ねながら,時には買い食いをしながら,行き先を定めずに散歩するのが好きだ。
そして,何も考えずに歩き,ふと考え付いた取りとめのないことが何かの第一歩になったりする。

タシケント中心部は綺麗に舗装されていて,歩きやすい。
物もたくさんあるので,歩いていて飽きない。
そして,市中心部はアジアとヨーロッパの中間という雰囲気で面白い。



この通りは少しロシアのような雰囲気…


最近日中の体感温度は40度を超えるのが難点だが…
日焼け止めをたっぷり塗って,サングラスをかけ,適度な水分補給を怠らなければ特に問題なし。
日本とは違って湿度は低いので,日陰にさえ入れば涼しくて気持ちがよい。
基本的に暑いが,慣れるものである。

市の中心,アミール・ティムール広場横。

そして,暑くて嫌になったら,近くの広場に行けば噴水があるので…
裸足になって入れば中々涼しい。

ムスタキリック・マイドニには足を入れられる大きな噴水が


こんなことをしていると,うっかり半日は過ぎてしまうので,最近は散歩は授業があまりない日にだけ行くことにした。


ブログランキングに登録中です。クリックで応援をよろしくお願いいたします!
そのほか、素敵な中央アジア情報にも出会えるかも?
にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ

2013年5月17日金曜日

ウズベキスタンのビザの取得方法


最近,ビザについて調べる過程でこのサイトにいらっしゃる方,ビザに関する質問をされる方が増えてきました。
ネットで調べると,ウズベクビザの取得方法を解説しているサイトは無い模様。
そこで,今日は 勝手にご期待にお答えして ズバリ「ウズベクビザ」の取得の仕方を解説します。

ちなみに、ビザ申請書の書き方はこちらから!



ビザなしで行ける国が多い我々ですが,ウズベクはビザが必要です。



一番簡単な方法は,もちろん旅行代理店に頼むことです。しかし,ウズベキスタンはいわゆるマイナー国なのと,手続きが少々面倒(詳細は後ほど)なので旅行代理店に頼むとかなり割高です。オススメしません。

では,どうするか。

必殺「大使館に直接持ち込み」です
では!まずは必殺・直接持込の場合の,ビザ取得までの流れを簡単にご紹介。


1. パスポートを取得する (ない場合)
2. Evisa申請書を記入,プリントアウト
3. ウズ大使館に以下の「持っていくもの」を持参する
4. ビザ手数料の振込
5. 1週間後くらいに大使館に行く
6. ビザ取得!やったね!

ビザ発給に際して,大使館に持っていくものは以下の3点:
1. パスポート
2. パスポートのコピー1
3. EVisa申請書 (記入しプリントアウトしたもの。顔写真添付)


3番のEVisa申請書は
http://evisa.mfa.uz
にアクセスして作成することができます。

なお、ビザ申請の受付は
月曜日から金曜日の10:30から12:00まで


アクセスすると”Continue”と表示されるので,クリックするとEVisa入力フォームにアクセスできます。記入はすべて英語で。これ自体はビザの申請書を作成するためだけのものであり,入力内容が大使館や外務省に伝わるわけではありません。

もしプリントアウトしたあとに記載内容を変更したい場合は,修正液などを用いて訂正しても大丈夫だそうです。


あとは,記入し終わった申請書をプリントアウトして大使館に持っていくだけ!
ビザを申請するための書類は,現在ウズベク大使館には備え付けてありませんのでご注意ください。


ビザの受取手数料は
2,500です。(日本国籍の方)
手数料の支払い方法も20133月から銀行振り込みに変更になったのでご注意ください。ビザ受領前に,振込用紙の控えか利用明細書を持っていくことをお忘れなく。

振込先は以下の通り:

三菱東京UFJ銀行 目黒駅前支店 普通預金 1196059
受取人名: EMBASSY OF THE REPUBLIC OF UZBEKISTAN


さて,駐日ウズベク大使館ですが,2012年秋にいつの間にか移転しておりました。
かつて目黒にあったときより,若干アクセスは良くなりました。でも,やはりアクセスはお世辞にも良いとはいえませんが。(大使館の口座が目黒駅前支店なのはその頃の名残なのでしょうね…笑)


最寄駅は
品川駅

大使館へは,品川駅から徒歩20-25分程度。

道中にしんどい坂道があるので,体力に自信がない方はタクシーで行かれることをオススメします。

しかし,場所がとても分かりにくいので,スリランカ大使館を目指して行ってください。その裏側にウズベク大使館があります。
道に迷ったら,スリランカ大使館の近くの交番にいるお巡りさんに聞くと,たぶん教えてくれるはず。


勇気を持って駅から徒歩で行かれる方は,スマートフォンなどで
GoogleMapを開きましょう。さすがGoogle先生,ウズベク大使館がしっかり記載されております。




大使館の住所・連絡先は以下の通り。


駐日ウズベキスタン共和国大使館
108-0074 東京都港区高輪2-1-52
代表電話: 03-6277-2166  領事部: 03-6277-3442



ビザに関して,更に詳しい情報はこちらから:http://www.uzf.or.jp/tour/index.htm


私のように,留学ビザを申請の方は事前に大使館に連絡されるとよいでしょう


ちなみに私の場合は,前に
「遂にウズベクビザが手元に!で書いたように,少々特殊な方法でビザを手に入れました。一言で言うならば,何ともTHEウズベクな「コネ」で何とかなった形です。(これについてはあまり詳しくは触れられませんが…)

では,ウズベク渡航を希望される皆さんが無事にビザを取得できることを祈っております。ウズベキスタンにいらっしゃい!


ブログランキングに登録中です。クリックで応援をよろしくお願いいたします!
そのほか、素敵な中央アジア情報にも出会えるかも?
にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ