2013年6月28日金曜日

札束にさようならをする日は来るのか?

ウズベキスタンでは誰もが札束を持ち歩いている。

冗談のような本当の話だ。
戦時中にドイツで起こったひどいインフレほどではないが,ウズベキスタンは慢性的にインフレ気味。

ウズベキスタンに来たことがある人は,札束を持ち歩いての買い物がいかに不便かがお分かりだろう。
はじめは「お金持ち気分」を味わえてハッピーだが,札の減り方が半端無く早い。
段々とひもじい気持ちになるわ,嵩張るわで良いことは一つもない。

そこで,朗報である。
この夏から「5000スム紙幣」が出回るのだという!
当然,ウズベキスタンのことであるから,流通するまでに1-2年はかかると思われるが…
これまでの1000スム束が,5分の1になるかと思うと…(涙)
嬉しくて涙が出る。

1000スム束,さようなら!





最近ネットで出回る「1000スム,さようなら!」の画像
いや,1000スム札自体にさようならはしないだろうが,でもその気持ちは分かる…


現在のところ,ウズベキスタンで主に出回っているのは200スム,500スム,1000スムの3つの紙幣。
時おり100スムが紙幣・コインともにあるが,メジャーではない。
1000スムあたりの公定レートは日本円で50円に届くか届かないかのあたりである。
ただ,実際は闇取引が一般的なので,こちらのレートで換算すると35円程度だ。



つまり,100円(1USD)あたり,3000スムなのである。
1ドル替えると,3枚の1000スム紙幣(最高額紙幣)に化けるのだ。
こんな国も中々ないだろう。



だからといって,ウズベキスタンでの生活がそんなに安いわけではない。
日本よりは安いが,そこまで大差ないようにも思える。
ひと月あたり,食費や交際費,日用品などで300USD程度は飛ぶ。


なので,ひと月の生活費を300USDと想定し,大体両替は月に1度まとめて闇市場で済ますのだが…
たった3枚だった300USDが,両替するとスムの札束で10束程度に化けるのだ。
持ち帰りに大変苦労する…
それが,くどいようだが,5分の1になるのである…!

残念なのは,5000スム札が出回る頃には私の留学期間は終わっていることだが。




** 補足

ウズベキスタン中央銀行が2013年6月27で5000スム札詳細を発表した。

詳細以下の通り:
http://cbu.uz/ru/node/40945 (ロシア語版 / 2013.06.27閲覧)
http://cbu.uz/uz/node/40947 (ウズベク語版 / 2013.06.27閲覧)



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2013年6月13日木曜日

友だちの誕生日会にて


Men sizni tugilgan kuningiz bilan tabriklayman.
Sizga so'glik va baxt tilayman.



我が友人よ,誕生日おめでとう。
あなたの幸せと成功を祈っています。



ウズベキスタンでは老若男女問わず,誕生日会は派手に催す。
レストランを貸し切り,何十人も招待して派手に催すのがウズベク流だ。
更に驚く点は,「誕生日会は自費で開く」ところ。
これはウズベキスタンのみならず,少なくとも旧ソ連圏ならどこでもこうだ。


我が友人のジャスルが「招待状」を手渡しにやって来たのは5月末のことだった。
6月初旬の某日が,彼の誕生日だという。
用事はあったが,二つ返事で行くよと言った。実にウズベク化してきた今日この頃である。

日本にいれば仕事を優先しただろうが,ここはウズベキスタン。
仕事より優先すべきは友人だ。
しかも,ジャスルは私が外交大学にやってきて,最初に出来た大切な友人のひとり。
これは,行くしかないでしょう。


例によって,ジャスルの誕生日会場も大学の学食の2階を貸し切ってのものだった。
会場のセッティングを手伝ってほしいとも言われたので,行ってみると…


机の上に並ぶ料理・料理・料理…
この料理のセッティングと,サラダのためにトマトを2kg切る作業をひたすら手伝ったのであった。

間もなく時間となり,集まる招待者たち。その数ざっと50-60人!
それぞれ手にはプレゼントの箱や袋があり,ジャスルに祝いの言葉を述べながら手渡してゆく。
プレゼント置きに用意された机は,間もなくプレゼントでいっぱいになった。
彼の人望の厚さに思わず驚くしかなかった…



やはり誕生日も定番はプロフ。

その後招待者たちと和気藹々と会話を楽しみながら,気づけば始まったケーキカット。
年の数だけろうそくが灯ったケーキはいささか迫力がある。
招待者たちは皆,促すように手拍子をし,ジャスルがろうそくを吹き消した瞬間,あらかじめ用意していた別のケーキを彼の顔に……



この後の悲劇…


そして,それぞれがジャスルに乾杯の辞(тост)を述べては,一気にグラスを飲み干す。
大学構内だったのでアルコールは許されなかったのが残念だが,私は自分用に一杯持ち込んだのはココだけの話。
円になって一人ずつ乾杯の辞を述べるのも,やはり旧ソ連圏全体に残る習慣である。ウズベキスタンの例外ではない。


私もはじめはウズベク語で述べ,そのあとは英語で。
定番の誕生日の歌を心をこめて捧げたのであった…



ちなみに,あとでジャスルにこっそり聞いたら,誕生日会にかかった費用はざっとウズの一か月分の平均所得に近いものだった。
私は誕生日が1月でまだまだ先なのだが,今から戦々恐々としている…


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