2013年11月26日火曜日

大統領によるタシケント渋滞事情

タシケント中心部は毎朝毎晩「大統領渋滞」なるものが発生する。
大統領の出勤退勤時に道路を閉鎖して、大統領の車列が滞りなく通行するためだ。大変名誉なことか、私は登校時刻と通学路がカリモフ大統領と同じ(!)なので、毎朝道路封鎖による激しい渋滞に巻き込まれる。


毎日のことなので、市民も慣れていて通常なら混乱は少ない。ただ、今日だけは違った。
いつもより手前から道路が封鎖され、数百メートルに及ぶ渋滞にバスが巻き込まれてしまった。
これが今日までにタシケントで経験した渋滞で最も酷いものだった。

これはひどい... 動けんがな。

バスとの隙間30cmくらいで、四方を車に取り囲まれて身動きが取れない。
周囲から聞こえる阿鼻叫喚。クラクション。パトカーのサイレン。
一瞬、この渋滞から一生抜けられないんじゃないかと錯覚を起こすほどのカオス。
バスは渋滞にはまった20分程度の間に、何度も他の車にぶつけぶつけられてしまった。


そう、昨日隣国トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領がタシケントにやって来たのだ。
どうやら今日はこれからお帰りになるらしく、いつになく警備を厳しくした上に、空港に向かうためにイレギュラーな道路封鎖をしていたらしい。
こんな風に何があるか分からないタシケント。
大学までバスで15分だが、結局授業の1時間以上前には家を出ることにしている。




ちなみに私が毎日乗る、この緑色のタシケント市バス(大)はメルセデス社製である。
運転は荒いし、椅子も強度が足りない感じがするけれど、あのベンツである。
ベンツが聞いたら怒るかもしれない。
このメルセデス市バスだが、時折こうした画像をネット上で見かける。
みんな口々に不便だ、怖いだ、混んでるだの言うけれど、愛されているようだ。
画像に書いてあるフレーズだが、一度ウズベク語の先生に同じことを言われたことがある。
彼女も私と同じようにバス通勤だが、例によって大統領渋滞に巻き込まれてしまったようだ。そこで、私に電話で一言。「待ってて、今緑のベンツで行くから」
ちなみにタシケント市バス(小)は、我らが日本のいすゞ社製である。


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