2014年3月14日金曜日

ウズベキスタンから帰国して

遅ればせながら,筆者は2014年3月3日に日本に帰国しました。

ただいま日本,お久しぶり


未だに帰国の実感はないままだ。
タシケントを離れたのが2週間前,と文字にしてみてもやはり実感が湧く手前で去ってしまう。
市中心部を散歩した最後の日を,まるで昨日のことのようにも,大昔のことのようにも感じる。

それよりも,日本には何でもあるんだなという実感のほうが勝っている。
高速インターネット,冷凍食品,色とりどりの衣類(しかも安い),長持ちする電球.....

タシケントではただのカメラに成り下がっていたiPhoneは,日本で本来の力を発揮し。
街中は整然としていて,ごった返す車がカーチェイスすることもなく。
取り換えたばかりの電球が,不安定な電圧で翌日に切れることもない。

例を挙げるとキリがないが,モノが溢れる日本に「逆カルチャーショック」を受けてばかりだ。


それでも,なぜか物足りないと感じてしまうのはどうしてだろう。
実家に戻ってきたのが1週間前。
それから毎日,ふとした瞬間に虚無感というか,喪失感を覚えることが多い。


街に出ても,人や車の喧騒に呑まれることもなく。 (住まいが田舎なのでなおさら)
近所に買い物に行って,ついつい店主と長話することもなく。
バザールを冷やかしながら,熱い値切り交渉をすることもなく。
荒い運転のバスで,大好きな先生や友人たちがいる大学に行くこともなく。

脂の乗ったプロフが恋しい

355日のタシケント生活。
一度だけ,心が折れかけて本当に日本に帰ってしまおうかと思ったこともあった。
秩序のない街や人だかりに,嫌気が差したことだって幾度となくあった。
それでも思いとどまったのは,何だかんだ言ってタシケント生活が好きだったからだと,今更ながら言えそうだ。

街に出れば,必ず何か面白いことに遭遇する ― そんなワクワクが常にあったタシケント生活が,今となっては懐かしく,いとおしい。


 大好きだったサモサも恋しい。


日本に戻ってから,なぜか「何だか物足りない」と感じることばかりだ。
モノならいくらでもあるのに,心が満たされない。
可愛い洋服がたくさんあるのは嬉しいが,少々強引に売りつけてくる強気な姿勢はない。
美味しいご飯だって嬉しいが,あの病み付きになる脂でギトギトの食べ物はない。
お店だってたくさんあるが,馴れ馴れしく話しかけられる店員はいない。


ある種の「ホームシック」に罹った私が,完全に日本の社会に復帰するまでにはもう少しリハビリ期間が必要なようだ。


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