2014年6月11日水曜日

ウズベキスタン留学前準備あれこれ

最近,間もなくウズベキスタンに留学するという後進たちと語らう機会があった。
一体何を持っていけばいいのか分からないという。


近年,毎年一定数の日本人学生がウズに留学しているように思う。その数,年に3~5人ほど。決して多くないからこそ,中々こうした生活の話は聞きにくい。

だからこそ,まずは一番頭を悩ませるであろう「留学前準備」について書こうと思う。
この記事ではこれからウズ留学に行く人のために役に立てばと願いつつ。

そんな前置きはさておき,筆者の経験に基づき,主に持って行ってよかったものなどを適当に書き出しておく。



1. 生活費は現金で持ち込む
おそらく日本の口座に奨学金が振り込まれる,という人がほとんどだろう。
多くの国ではVISAやMASTERなどのクレジットカードでキャッシングができるが,ウズでは決してそんなことはない。
もちろん,タシケント市内の一部のホテルではキャッシングができるATMがあるが,そもそも機械内にお金が入っていなかったり,スキミングの被害に遭ってしまった人もいる。
現金持ち込みが何だかんだ言って一番だろう。
大体,1年間で6000~8000USD程度あれば十分だと思われる。

なお,米ドルで持っていくと便利だ。
ウズベク人の知り合いに頼んで,1度に300~500ドル程度両替を頼むとよいだろう。
(外国人が闇両替をすると逮捕される可能性もあるため)

ちなみに、デビット・カードや、プリペイド・カードという手段もある。
こちらは口座に入っている金額が限度額になるので、緊急事用に失ってもダメージが大きくない金額を入れておくと保険になるだろう。


2. 日本食はそんなに持っていかなくても大丈夫!
朝鮮人が多く暮らすウズでは,日本のものは手に入らないが,お隣・韓国のものは容易に手に入る。
大根や素麺,蕎麦やカップめんなど,日本人になじみ深いものは基本的に売っている。
だが,二重内陸国のウズでは海産物が高い。
日常的にヨード不足が懸念されるので,乾燥わかめなどを持っていくと便利だろう。
なお,学生には少々高いかもしれないが,韓国料理店でも35,000~40,000スム程度で魚料理が食べられる。

乾燥わかめについてはミラバッド・バザール周辺の韓国系食材店で手に入ることもある。
日本の味に近いものを求めるのなら、ミラバッド周辺を歩けば何かしら入手できるだろう。

なお,「ダシ」があると大変便利だ。
高級スーパーではキッコーマンの醤油が売っているが,ダシは売っていない。
日本の味が恋しくなったら,基本的に醤油とダシさえあれば再現可能だ。
みりんは砂糖,調理酒はウォッカかウズの白ワイン(甘め)で事足りる。
(これさえあれば,親子丼も肉じゃがも牛丼もかなり美味しくできる)


3. スーツ1着,あるいはフォーマルめな服装
ウズの学校生活では,案外スーツなどフォーマルな生活を求められることが多い。
大学によっては,現地学生は皆シャツにキッチリとしたスラックス or スカートということもあるだろう。
こうした服装は,もちろんウズでも手に入れることができるが,質はイマイチ。
日本のものがよいだろう。

シャツについては半袖長袖それぞれ2~3着あれば十分だ。
白シャツがあると何らかのモメントで重宝する。

私が留学していた世界経済外交大学は,学生に対して厳しい服装規定があった。


4. 服装あれこれ
タシケントでは基本的に,そもそも洋服が高い。
それでいて,デザインセンスのかけらもない服が多い。
日本のユニクロやらシマムラのもので十分なので,何着か普段着を持っていくとよいだろう。
帰る前に捨てるなり,現地の友人にあげると喜ばれたりする。

なお,下着や靴下などはウズでも手に入るが,質がよくない。
こちらも留学期間中に使う分は持ってきた方がよい。


5. 靴も日本のものがあると便利!
こちらもウズで手に入らないことはないが,道の悪いウズではそこそこの靴でないとすぐに使い物にならなくなる。
運動靴など歩きやすいもの1足でも十分なので,あると便利だ。
革靴などについては廉価で手に入るので持っていかなくてもよい。
タシケント市内のあちこちに展開する靴屋「Мир обуви」が安い。

女性は,一足ほど低いヒールの使い回しの効くパンプスなどがあると便利だ。
タシケントの女性は高いヒールのものを好むらしく,低いヒールのパンプスはあまり売っていない。
また,売っていたとしてもヒールがかなり高かったり,デザインが少々派手目。


6. 日本みやげは人間関係の潤滑剤として!
ウズには日本とおなじようにお土産を持っていく文化がある。
留学先に着いたら,まずは寮母さんや指導教官,大家,ルームメイトや隣人などなど,お世話になりそうな人には必ずお土産を渡しておくとよいだろう。
のちのちの人間関係にも影響があると思われる。
なお,お土産については

・日本茶(緑茶)や日本のお菓子(チョコが好評)
・日本的な柄の扇子やうちわ (100円ショップのものでも十分喜んでもらえた)
・折り紙 (実演すると尚可)
・日本酒 (男性は喜ぶ)

こうしたものがウケる。
学生へのお土産は小さなものでよいだろう。
日本にはよくある単語帳などはウズにはないので,かなり喜ばれる。
寮母さんや指導教員,大家など必ずお世話になる人には,空港などに売っている煎餅の詰め合わせなどがいいだろう。
ちなみに,和菓子はあまり口に合わない人が多いようだが,煎餅のウケはよかった。
また,女性には日本で売っているストッキングの評判がよかった。


7. 日本の風邪薬は効かない!
ウズの風邪にはウズの薬を―― ということで,風邪薬など安易に手に入りそうなものは持ってこなくても事足りる。ただし,

・医師から処方されている常備薬
・常に手元に置いておきたいバファリンなどの痛み止め
・お腹の調子は必ず悪くなるモメントが来るのでビオフェルミン

といった基本的なものは,やはり持っておきたい。
だが,はじめのうちは語学力の問題で薬局で薬を買うのも怖いだろう。
保険として,風邪薬くらいは少しあっても損はしないだろう。
ただし,なぜかウズの風邪には効かない。(ウズで買った薬はすぐに効いた。劇薬なんじゃないか...?)

また,夏から秋にかけては蚊も多いので,虫刺され薬があると便利。虫よけは容易に手に入る。


8. 変圧器がないと色々壊れるぞ!
持っていかなくて後悔した私が言う ―― 変圧器は絶対に持って行け!
ウズの電圧は不安定だ。常に一定の電圧というわけではなく,かなり波がある。
変圧器を通さずにパソコンやスマホを充電すると,数か月でガタがくる。
具体的に言えば,バッテリーがやられてしまい,常にコンセントに繋がないと使えなくなってしまう。
というわけで,変圧器は重いが,絶対にあったほうがいい。


9. (女性向け) 生理用品は持っていったほうが吉
近年は,ある程度のお金を出せばヨーロッパ製のそこそこの生理用品が手に入る。
ただし,心配な時用(夜用)のものは手に入りにくいので,こちらについてはあったほうがいいかもしれない。
なお,気まぐれに売っていることもあるので,良さそうなものを見つけたらすぐに買っておくとよいだろう。
そこそこのレベルのスーパー(KorzinkaやOrzuなど)では取り扱っていることもある。


10. 財布はいらない,ポーチを使おう
インフレが著しいウズでは,大体の人は常に1~2束を持ち歩く。
日本で普通に使っているような財布は,ウズでは財布としての機能を果たさない。
お札が入るサイズの袋やポーチなどがあると便利だ。
なお,バザールのお土産売り場でちょうどいいサイズのポーチなどが手に入る。

一度両替するとこんな感じになるので,やっぱり日本の財布では事足りない



11. 割り箸やコップがあると便利
留学先に着いて始めの1週間は言葉も分からず,わけもわからず,何かと大変なもの。
とりわけ食堂で注文するのもままならず,というか時間もなく,インスタント麺に頼ることも出てくるだろう。
そんな時になくて困るのは割り箸。数膳あれば十分だろう。
また,最初のころは何かと疲れるので,コップがあればいつでも一息つける。


12. 季節のもの
夏場にウズに行くのなら帽子などの日よけ対策のできる品。
冬場であれば,ある程度の寒さには耐えられる防寒具。
いずれもウズで手に入るが,手に入れるまでの期間は最低限しのげるものがないと厳しい。
なお,防寒具についてはウズで買う方が割高のため,手袋や帽子といった細かいものは日本から持ってきた方がよいだろう。
夏場は50度近く,冬場は-20度近くまでなることも珍しくない。


留学先に着いて,すぐに買っておく・入手すべきもの:
・電気ケトル (マリカバザール。生水は煮沸してから飲んだほうが良い)
・携帯電話 (マリカバザール。ウズでは電話が主な連絡手段)
・携帯番号 (留学先の学生に助けてもらおう)
・食器類 (備え付けの物がない場合)
・身の回りの品 (シャンプー・石鹸,トイレットペーパーなど)
・タシケント市内地図 (3000スム程度で文具店に売っている)
・ノートなど文房具 (なお,8~9月は至る所で新学年向けバザールが開かれる)

なお,食事処については当ブログの「タシケント美味いものMAP (2013-2014)」を参照のこと。


以下,持っていくべきもののリスト

必要なもの
備考
パスポート
ウズ滞在中は常に携帯すること
VISA
留学ビザ(A-1)が必要
航空券
1年往復OPENだと便利。大韓やアシアナが便利。
現金 (米ドル)
米ドルなら確実に両替ができる。160008000USDで十分事足りる。
海外旅行保険
カード付帯は3か月くらいしか保証なし
パスポートやVISAのコピー
コピーは45枚あると安心
顔写真
10枚程度持っておくと何かと便利
クレジットカード
日本のサイトでネットショッピングをするときにも活躍。本当に金欠のときにはキャッシングも。
洋服
・とりあえず夏服・冬服数着
・スーツ / フォーマルな服装
ウズで買うと,それなりの服はそれなり以上に高い。
ウズの学校生活では,ある程度フォーマルな服装を求められる。
折り畳み傘
ウズも近年はよく雨が降る。折り畳み傘は売っているが質がよくないので,日本のものがあると安心。
歩きやすい靴
タシケントでも道が悪い。ウズで売っているものはヒールが高いものや,質の悪いものが多い。
財布代わりのポーチ
インフレのため,日本の財布は財布として機能せず
旅行用シャンプーなど
ウズ到着後,数日間は耐えられる分量
常備薬
普段飲みなれたもの
爪切り・耳かき
時おり見かけるが,あまり売っていない
洗濯ひも
寮に住む場合は,これがあると何かと便利
コップ
割り箸 12
ウズ到着後しばらくはこれで耐えられるだろう。
(女性) 生理用品
夜用のものはタシケントでもあまり目にしない
ちょっとした日本食
時おり食べたくなる。ダシがあると便利。
日本みやげ
お世話になる人には必ず。
日本茶・うちわ・折り紙・日本酒など
変圧器・変換プラグ
これがないと筆者のようにパソコンが壊れる
パソコン・デジカメ
あると便利。タシケントでも買えるが勧めない。
wi-fi対応スマートフォン
日に日にタシケント市内はwi-fiが使えるスポットが増えてきている。ウズベキスタン・ホテル(外のベンチ含)や,近所のTorentoというレストランではロックなしで使える。


それから,もちろん度胸と勇気も,特筆すべき日本から持っていくべきものだろう。
もちろん現地で得ることもできるが,最初のうちからないと厳しいモメントも多い。
なお,精神力については嫌でも留学生活を通して得られるのでご安心を。

それから、もちろん何かあった時のために保険には入っておくべきである。
現地病院の医療機関はおすすめできないので、必然的に私立の病院に行くことになるだろうが、かなり医療費がかさむ。

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