2015年12月22日火曜日

旅行者の強い味方:ウズベキスタンのスーパーマーケットから垣間見る日常

スーパーマーケットが、好きだ。
これまで多くの都道府県、国や地域に訪れてきたが、必ず足を運ぶ場所といえばスーパーマーケットである。特に大きな理由があるわけではない、ただ「ワクワクするから」としか答えようがない。
これまでに取り上げてきたとおり、バザール巡りも好きだ。
しかし、個人的にはバザールの陰に隠れて焦点が当てられることの少ないスーパーマーケットに注目してしまいがちである。

密やかな趣味として、商品の裏側に書かれた商品説明を読むのが好き・・というものが挙げられるが、この趣味を実行しやすいのがスーパーマーケットというのも影響しているのかもしれない。

ウズベク語の商品説明。これが意外とウズベク語の勉強になったりする。

今回は、筆者がタシケントに暮らしていた当時、ほぼ毎日通ったスーパーマーケットの様子とその魅力、そして見所を独断と偏見で勝手に紹介していきたい。
需要はない、という辛辣なコメントはこの際、聞こえないこととしよう。


1. 「ウズ積み」と噂の独特の整然とした商品陳列
ウズベキスタンのスーパーマーケットは、妙に商品陳列にこだわる。
ネット上の愛好者たちの間では「ウズ積み」と呼ばれる整然とした商品陳列は、ウズベキスタンに訪れたらぜひ一度は見てほしい。ちなみにバザールでも見ることはできるが、より完成度の高い物を目にすることができるのがスーパーマーケットである。
買い物客に対するサービスよりも、商品陳列に情熱を注いでいる点はご愛嬌。個人的には、この陳列から商品を手に取る際のドキドキ感がたまらない。
商品棚上段の果物がまさに「ウズ積み」されている
そして爽やかな笑顔のお兄さん


2. 独特のカゴで買い物するのがちょっと楽しい
日本のスーパーマーケットで買いたい商品を持ち歩くときには、四角いカゴを手に持つか、それを前押し型のカートに載せるかの二択。ウズベキスタンのスーパーマーケットでもこれらのカゴやカートは珍しくはないが、さらにもう一択ある場合も珍しくはない。
それは「引っ張るカゴ」である。
写真の通り、少々縦長のカゴに引っ張るための取っ手がついており、移動する際にはこれを引っ張る。なんだかスーツケースみたいで面白い。
このお姉さんが引っ張っているタイプの買い物カゴは日本にはないなあ


3. 店員とのコミュニケーション
ウズベキスタンのスーパーマーケットで肉や野菜を買う際には店員と話す必要がある。旧ソ連のスーパーマーケットで一般的ではあるが、肉や野菜はグラムごとの値段が定められていて、重さによって価格が変わる。購入の前に近くにいる店員に食材の重さを測ってもらい、値段シールを貼ってもらわないと会計ができない。
スーパーマーケットに毎日通うと、この計量係の店員と自然と仲良くなってしまう。

 「今日はいい肉が入ったよ、ちょっと負けてあげるから」
 「その野菜はイマイチだから、こっちにしたら?」
 「あんた、本当にそんなに買うの?今日は客でも来るのかい?」

こんな具合に、我が家の食事情を熟知した上で一言くれるので、個人的にはこれが好きで毎日スーパーマーケットに通っていた節もあるのかもしれない。
たとえば肉売り場も量り売り。
売り子のお兄さん・お姉さんに声をかけて、「この肉を○キロちょうだい」とやるわけである。
案外、ここで語学力がつく。


4. さすがシルクロード?商品も多国籍
ウズベキスタンはシルクロードの中継都市だったことから、多民族国家である。歴史的にさまざまな国や地域と貿易を交わし、世界中からあらゆる品が集まったという。

この名残は現在もスーパーマーケットに少しだけ見ることができる。日本と同じく中国製品はもちろんだが、ロシアやトルコ、韓国などなど、色々な国からやってきた商品を目にすることができ、見ているだけでも楽しい。冒頭にも述べた通り、商品説明を読むのが趣味である筆者にとっては宝の山のようだった。ちなみに写真は韓国のかっぱえびせん。


5. 肉が新鮮!
ウズベク料理といえば肉である。肉を大量に買うとなればバザールのイメージがあるが、とりわけ夏場のバザールは少々不衛生で、さらに猛烈な暑さで肉もすぐに傷んでしまう。
スーパーマーケットなら空調もしっかりしており、さらにそれなりのスーパーであれば店員の衛生意識も高い。バザールに比べると割高になるが、衛生的で、新鮮で、美味しい肉を手に入れたいならスーパーマーケットしかない。
にっ、肉々しい・・・・!(こちらはすでに測られた状態の肉。日本のスーパーと同じ)


6. お菓子の宝庫、よりどりみどりのお菓子を量り売り
日本だとファミリーパックの袋菓子が一般的だが、ウズベキスタンでは量り売りが一般的である。数百はありそうな飴やチョコを好きなだけ袋や箱に入れ、計量して買う。
もちろん元から大きな袋や箱に入ったものも売っているが、少々割高なので、こちらは基本的には贈答用と考えてよいだろう。計量して買う形式のお菓子はウズベキスタン製かロシア製、あるいはウクライナ製であることが多い。
なお、ウズベキスタンで買うことができるオススメのお菓子についてはこちらを参照あれ
写真右側、全部お菓子です。甘いもの好きにはたまらない〜!


7. なんでもある。必需品から、なにそれ?まで
それなりに大きなスーパーマーケットであれば、色々なものが揃っている。さながら、現代的なバザールのようだ。野菜や肉といった食材はもちろんのこと、服飾品や電化製品、宝飾品や文具、それから贈答品などなど・・・いずれもバザールや街中の専門店に比べると割高だが、品質は良い。
これらの商品は一年中売られていたけれど、結局何だったのか今でもわからない。

なお、経済状況によっては特定の商品がゴッソリとなくなったり、あるいは一つの商品だけで二つの棚をビッシリと占拠していたりと、謎の光景に出くわすことも珍しくはない。スーパーマーケットは見ていて飽きない上に、経済や貿易事情もうっすらと見えてくるので面白い。

ちなみに、大きなカバンや袋を持ってスーパーマーケットに入ることは原則としてできない。窃盗を疑われるなど、ややこしい問題に巻き込まれる可能性もあるので気を付けたい。その場合は入り口近くのロッカーに預けるか、袋の口を警備員にテープで止めてもらうとよいだろう。


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