2016年12月8日木曜日

来年の旅行先はウズベキスタンに決まりだ!

湧いた。
それはもう、祭り前夜のような騒めきとともに、湧いた。
ウズベキスタンに観光目的で行くならば、ビザはいらなくなるのだ。

あらゆる手続きが煩雑なウズベキスタンは、ビザの取得さえも煩雑な手続きを要する。
ビザを申請すべく、ウズ外務省のページを開いた段階から歯車は狂い始める
ここからウズベキスタンは始まり、そして印刷した申請書を大使館に持っていくころにはすでにこの国に片足を突っ込んでしまった状態だ。アーメン。

(2017年1月9日追記)
ウズベキスタン当局の発表によると、上記の観光ビザの免除は2021年1月まで延期とする、とのこと。さすがウズベキスタン。やってくれるね。

筆者の留学ビザ。留学や業務、30日以上の観光の目的ではビザが必要だ。
けれども、一般的な観光を目的とした渡航では、ビザはもう手に入らない・・

「第一の洗礼」との悪名も名高いウズベキスタン・ビザの取得。
なんと、2017年4月から「30日以内の観光目的に限りビザは不要」となる。
また、今回の決定が適応されたのは日本だけではない。

【30日以内の観光目的の場合、ビザが免除される国籍】
オーストラリア、オーストリア、イギリス、ドイツ、デンマーク、スペイン、イタリア、カナダ、ルクセンブルク、オランダ、韓国、シンガポール、フィンランド、スイス、日本。

【30日以内の観光目的で、55歳以上の者に限ってビザが免除される国籍】
ベルギー、インドネシア、中国(団体に限る)、マレーシア、アメリカ、フランス、ベトナム、イスラエル、ポーランド、ハンガリー、ポルトガル、チェコ。


なお、ビザの代わりに入国料金として50ドルを支払う必要があるという。
具体的な支払い方法に関する情報はまだ発表されておらず、今後の情報が待たれる。

残念ながら、入国の際に記入の必要がある「税関申告書」に関する言及はなく、ビザ撤廃後も必要と思われる。(「税関申告書の記入例」はこちらから
さらに、悪名高いレギストラーツィヤ(住民登録)も継続と思われる。(ただし、中規模以上の宿泊施設であれば、宿泊の手続きと同時に手続きされる)

筆者の留学時代のレギストラーツィヤ
一般観光客であれば、薄っぺらい小さな紙切れがレギストラーツィヤとなる。
侮ることなかれ、その小さな紙切れは絶対になくしてはいけない。

ビザなしで渡航できるようになるだけで旅行のハードルが一気に低くなるが、なかでもウズベキスタンを旅行先としてオススメできる理由はいくつでも挙げることができる。


1. 成田から直行便がある!地方からは仁川経由でひとっ飛び!
知る人ぞ知る?なんと、成田空港からタシケントへは直行便が就航している。
ウズベキスタン国営航空に乗れば、成田まで8〜9時間程度でタシケントに着いてしまう。(ウズベキスタン航空については「ウズベキスタン航空のドリンクから機内食まで」を参照)
ウズベキスタン国営空港のスタッフたち。公式ページより。
また、ソウル・仁川空港からは毎日のようにタシケント便が飛んでおり、日本の地方空港からソウル、ソウルからタシケントに行くこともできる。つまり、ウズベキスタンは飛行機を利用すれば、日本各地からも非常にアクセスが容易な国なのである。


2. 人種のるつぼでは、現地人への完全擬態が可能
ウズベキスタンは100を超える民族が共存する多民族国家である。
ウズベク人タジク人は、日本人がイメージするエキゾチックなアジア人顔。
ロシア人ウクライナ人のあいだには、金髪碧眼といった風貌の人も珍しくない。
また、スターリン時代に強制移住でこの地にやってきた朝鮮人は、日本でも見たことのあるような顔が多い。
そのほか、これまた日本人に似た顔をしているカザフ人カラカルパク人・・・
日本人旅行者は基本的に服装で日本人だとわかってしまうが、現地バザールなどで服を購入して街を歩けば「完全擬態」が可能となる。
ウズベキスタンの人々(写真の中の人たちはいずれもウズベク人と思われる)
avantour.comより


3. 美しいイスラーム建築の数々
サマルカンドブハラといった、歴史的な聖都を抱えるウズベキスタン。
世界史の教科書にも登場する美しいモスクやマドラサは、実際に自分の目で見るとハッと息を飲むような美しさ。
一度、この「美しさに目を持っていかれる」感覚を味わっていただきたい。
(視力の悪い方には、渡航前に新しいレンズにすることを勧めたい)
レギスタン広場のなかにある、ティラカリ・マドラサの天井
なお、首都タシケントからはサマルカンドとブハラにスペイン製の高速鉄道が走る。また、飛行機の便数も多いため、タシケントから各都市への移動は簡単だ。


4. ウズベキスタンの人々はとってもフレンドリー
「アンニョンハセヨ!」「コンニチワ!」「ニーハオ!」
いかにも観光客という服装で街を歩いていると、街の人々からは上に挙げた3言語で挨拶をされることだろう。ウズベキスタンでは韓国製品や韓国ドラマが大人気。そのため、東アジアからの観光客を見ると、まず「アンニョンハセヨ」と挨拶されることが多い。
しかし、日本語学習者数がとても多いこの国では「コンニチワ」と声をかけられることも少なくはない。最近は日本のドラマも放送しているそうなので、日本語で挨拶されることも増えるかも?
結婚式の合図は、このような賑やかな人たち
長いラッパを持った人たちがいれば、それは結婚式が行われている証拠だ
また、遠方から来た客は丁重にもてなすのがウズベク流のおもてなし。
そのお客が遠くから来たほど、大きな幸せを運んできてくれると信じられている。
暖かい時期になるとあちこちで結婚式(派手)が行われるが、たまたま通りかかっただけなのに誘われ、踊らされ、たくさんの食事を提供され・・・なんて話は珍しくはない。
まったく知らない人相手でもすぐに友だちになってしまうのが、ウズベキスタンの人々である。


5. ダイエットならぬ、デブエット?ウズベク料理は人類の叡智だ!
プロフ、シャシリク、ラグマン、サモサ・・・・・
すべてが美味しく、すべてが腹の脂肪のもととなる。しかし、これが病みつきの味で、伸びる手を止めることはもはや不可能。(そしてその手を止める者もいない)
乾燥した気候のため、ほとんどのウズベク料理には脂が多用されている。
ウズベキスタンのソウルフードである「プロフ」は、「油で煮込んだご飯に羊肉やにんにくを盛る」という最高の組み合わせ。
ソウルフードである「プロフ」。「オシュ」とも。
ただし、あまりの油の摂取量に、帰国する頃にはお腹を壊す観光客がほとんど。
滞在中は体重は増えるものの、帰国する頃にはやつれながら減るのが一般的だ。(なので、滞在中は体重を気にせずガンガン食べるべき)


6. 安くて可愛い・美味しいお土産との出会い
ウズベキスタンではお土産に困らない。
バザールや土産物屋に行くと、安くてかわいい茶器や人形が山積みにされている。
交渉次第ではあるが、まとめ買いをするとお得な価格で購入できることが多い。
また、世界的にも有名なドライフルーツはとても美味しいのに、キロ単位で買っても数百円と超破格。干しぶどうや干しあんずがイチオシである。
このようなおじいさんの置物が大人気


7. 古き良きソ連時代の名残を楽しむことができる(上級者向け)
上級者向けなので、きっと説明は必要ない。
少なくともタシケントに行けばわかる。
ソ連体験をしたい人には、タシケントの中央郵便局をイチオシスポットとして勧めたい。薄暗い石造りの建物、ある窓口に並んで自分の番が来たら「あんたはあっちの窓口!」と怒鳴られ、言われた窓口に並んで自分の番が来たら「ここじゃない」と言われ・・・・
首都のタシケントでさえ、このようなソヴィエトスポットが数多く残る。
ソ連時代に建てられた集合住宅の外壁は模様がユニーク
タシケントの穴場スポットについては「こっそり教える!タシケントの穴場スポット」を参照いただきたい。
そのほか、この国にはソ連的な要素としてプロパガンダ看板も多い。今やロシアでは見ることも少なくなってしまったプロパガンダ看板が、この国ではガンガン作られている。


繰り返しになるが、ウズベキスタンで30日以内の観光ビザが撤廃されるのは2017年4月1日から
3月までは、従来通りビザの申請が必要である。ビザを集めている方は、今がチャンス!
何はともあれ、ウズベキスタンは(旅行で行く分には)とてもいい場所です。




ウズベキスタンにはまだまだ無料のwi-fiは少ない。
ウズベキスタン旅行中に旅行情報がほしくなってしまいそうなら、日本出発前にポケットwi-fiをレンタルしていくのがオススメである。筆者のオススメはウズベキスタンでも利用できる「イモトのwi-fi」!


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